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2016/02/26  温故知新(3)

2016/02/26  温故知新(2)


水は戦争よりも怖し。(3)
2016/02/24

UNICEFはいろいろな活動を世界で展開しておりますが、TAP WATER PROJECTは数年前から行っている水のキャンペーンです。 TAP WATERとは「水道水」の意味です。「1日でおおよそ4000人の子供達が、汚水が原因の病で亡くなっている。」との事です。先進国では考えられないことですが、戦争で亡くなる子供達に比べて、非常に多いのです。ご紹介しました、汚水のベンダーマシンのキャンペーンも、この TAP WATER PROJECTの一貫です。



http://www.tapproject.org/

UNICEFのサイトにアクセスしてみましたが、全米各州のレストランがこのキャンペーンに参加しております。
日本でも期間限定で参加してました。レストランで水一杯オーダーする際、1ドルを寄付するものです。日本では100円寄付でした。昨日は8月29日、日本テレビ「24時間テレビ」チャリティー募金が流れています。もう32年も続いているんですね。驚きました。Googleが地球を小さく村化した様に民放1局ではなく、世界中の局が同時にキャンペーンをやる時代かも知れません。こういう時テレビの力は巨大な善意となって視聴者を巻き込みます。
ウエッブよりも、twitterよりもその「良心の伝導力」は凄いのです。
水は戦争よりも怖し。(2)
2016/02/24

パリ市内。降り注ぐ水。水で文字を描いています。
I KILL MORE THAN AIDS
(エイズよりも多くの人を殺している。)

I KILL MORE THAN WAR
(戦争よりも多くの人を殺している。)

I KILL MORE THAN CANCER
(がんよりも多くの人を殺している。)

そして最後の汚れた水からのメッセージ
I AM UNSAFE DRINKING WATER
(私は安全ではない飲み水です。)
この汚水で年間800万人の子供達が命を落としています。
https://www.youtube.com/watch?v=WR33LrG1Vh4

円高、不景気、政治の混迷、そして、行方不明の高齢者の数と家族の希薄な絆
でも日本には飲める水がある。それだけで感謝すべきかもしれない。
ニッポン人の心は冷えきってしまったが、、、、。
このくだらない素晴らしい世界。サントリーの缶コーヒー ボスのタグラインが、今の日本を象徴しているのかも知れないです。
悲しいことですが。
水は戦争よりも怖し。(1)
2016/02/24

https://www.youtube.com/watch?v=TtOQda0aKIc

NYの街角に、この泥水のベンダーマシンを置き、通行人にこの泥水ボトルを渡すのです.
泥水のベンダーマシーンは、泥水を選べます。マラリアだったり、コレラだったり。もちろん誰も飲みませんが、この水を飲んでいる人々へ寄付するのです。1ドル寄付です。以前から申しておりますが、いろんな格差があります。水にも格差があるのだと再認識させられました。水の最先端技術を持つ日本が、この格差をどう解決していくのでしょうか?地球温暖化も含め、日本の真化が求めれれていることを実感致しました。ー

クーポンの標本採取
2016/02/24

iphoneのSDKにiButterflyというのがリリースされています。電通が手がけたアプリです。
Map と連動してその場所場所で地元の蝶が飛んでいる。
銀座の蝶は歌舞伎座の隈取(くまどり)風です。京都の蝶は、古都の情景、おみくじ蝶や単語蝶、つがーる蝶はゆるキャラ風です。この蝶を虫取網の様に、iphoneをふれば捕まえられます。お得なクーポンを獲得出来たり、Bluetoothで友達と蝶の交換も出来る仕掛けです。
従来のクーポンはありきたりのものでした。携帯の位置情報で店を表示し、クーポンを印刷して店に持っていくくらいです。
マクドナルドの得するアプリ(かざしてオトク)が利用率97%と利用率が高かったと思いますが。

飛びかう「気ちょうじょうほう」蝶ゲットの日月ランキング等はTwitterで発信しているそうです。「巧みな遊びココロ」が詰まっています。Viral Marketing の効果が今後期待できるでしょうし、その街のいろいろなクライアントも参加出来るでしょう。
未だβ版でこれからデータを分析し本稼動していくことでしょうが、将来オープンソースされれば(すればの事ですが?)蝶のオタク達がさらにおもしろい蝶を作りあげるかも知れません。久しぶりに「世界に通じる発想」に出会えました。このアイディアは、ガラパゴス携帯ニッポンから世界に羽ばたく貴重な蝶となるでしょう。在續中 デジタルメデイアの開発をしていた者としては「非常に優れたクーポンのカタチ」だと思っておりましたが、大手としては売り上げが安い。そんな事で今は香港やシンガポール パリの方で飛んでいるそうですね。
「貴方の番です。」
2016/02/24

カンヌ広告祭 プレス&ポスター部門 金賞を受賞したWWFシンガポールのキャンペーン。
「木と紙」「サメとフカヒレスープ」「ワニと鞄」等 
「It’s your turn Visit www sg」
「どちらを取るか?貴方の番です。」
シンプルだが明快にWWFのメッセージが伝わってくる。
説明が要らない表現が一番だと再認識させてくれた。
メディアの融合の先に見えてくるもの(2)
2016/02/24

1921年5月にCHANEL No.5 が誕生した。
有名女優等を起用した多くの話題作は、映像美の質の高さを毎回伝えてくれている。
映画『ココ・アヴァン・シャネル』に主演した仏女優オドレイ・トトゥが来日。全国上映公開された。CMも毎回話題となるCHANELだが、そのサイトの作りも考え抜いたものだ。
監督はジャンピエール・ジュネ/Jean- Pierre Jeunet(「ロスト チャイルド」「アメリ」「ロング・エンゲージメント」等フランス映画の牽引車である。
「ウエッブでの動画」という固定概念等ない。「妥協」もないと思う。
Jean- Pierre JeunetとAudrey Tautouの対談
オドレイ・トトゥ(Audrey Tautou)とモデルのTravis Davenportがオリエント急行でパリからイスタンブールまで旅する2人を描いている。
商品を全面に押し出した形でないのがよい。
技術革新と才能の掛算が斬新な映像美を今回も伝えてくれている。映像美の追求にメディアはボーダレスだ。
メディアの融合の先に見えてくるもの(1)
2016/02/24

https://www.youtube.com/watch?v=QNeWDw4XtiU

BMWZ4では、車輪が描く「 Wheel Art」として表現した。
単にCMと言うメディアだけでなく、サイトはもちろん、iPhoneのSDKのゲームとしても無料ダウンロード出来る。
CGM効果を考えたメディアミックスの巧さがある。

フルーツの完熟時は(2)
2016/02/24

ネット配信での企業認知率は93%との事。アクセスは8万以上。企業のブランディングをどう高めていくか?クライアントの宣伝部は悩みに悩み、ブランディングを高めていく。膨大な広告費を投下する企業もあれば、コストを抑えて「さらっと」達成してしまう企業もある。ウエッブの動画ストリーミングの進化が、それを可能にしてしまった。オーストラリアクィーンズランド州観光公社の「The Best Job in the World」の効率の良い広告投下、広告という物が、ウエッブという新しいスキルを持った。そしてそれは、マスメディア(テレビ、新聞)と比べて非常にコストパフォマンスに優れている事を今年のカンヌ広告祭で実証している。但し、やはり「アイディア」が企業を変え、その企業のブランディング効果にも新しい風を呼ぶ。但し そのアイディアを生み育てるのは、我々である事を忘れてはいけない。
フルーツの完熟時は?(1)
2016/02/24

以前ONE SHOW、カンヌ広告祭で受賞したマクドナルドのビルボード「Fresh Salads」がサラダをビルボードで栽培したが、今度は視聴者参加型に新しい展開を求めたのが、Pascall の"When will the fruit burst"キャンペーン。「何時頃 この巨大なストロベリーは破裂するだろう?」それをウエッブで予測させ、またライブで中継した。賞金は5000ドル。このキャンペーンのための屋外ポスター展開、世界中からも多くのアクセスがあった。そして破裂すると中から、キャンディーが天から降ってきた。このイベントに集まった人達には甘いプレゼントだったろう。ニュージーランドの一菓子メーカーが世界に知れ渡った。
トマトの逆立ちはトマトです(2)
2016/02/24

「一般公募だから」これはまずい。 選者と局の質をも問われてしまう。タイアップした局も質の高いアイディアを求めていって欲しい。一般公募で作品の質も触れず、おまかせのぶん投げは辞めたほうがよい。YouTubeの99%は、「ろくでもない映像ブログ」である。但し世界で1%もないかもしれないが、そこに斬新な考え方、プロでも敵わないアイディアがある。クライアントは、そのレベルを上げること。=ブランディングの向上へと繋がる。一般の方々の質を上げるのは、オリエンの説明であり、脈々と繋がる広告の先人達の作品だ。CCGMの本質を熟考して欲しい。「Heinz-Talk to the Plant」のトマト達はこう言っているかも知れない。「ハインツのトマトは誰も真似の出来ない質、だから逆立ちしてもトマトの質は変わらないんだよ」と。
トマトの逆立ちはトマトです(1)
2016/02/24

「Heinz-Talk to the Plant」でいろいろと検索していたら、逆立ちキャンペーンをやっていたみたいだ。一般から作品を応募し、YouTuveでの公開でCCGM効果で「さかさまボトル認知度UP」を狙ったのだろうが。その作品の表現アイディアのなさには、申し訳ないが、「ひどい」につきる。作品応募も少なく、海外でのYouTubeでの別の作品公募は4000の応募作品から選ばれた。一般公募だから、「このような質」だと思うのが間違えである。受賞した方は「これで良いのだ」そう思ってしまう。
物はケチャップである。どんなアイディアがあっても、ケチャップに落とし込むギミックがないと、申し訳ないが、商品のブランディングまでも質を下げてしまう

パラダイスの浸透力
2016/02/24

https://www.youtube.com/watch?v=SI-rsong4xs
カンヌ広告祭でPR部門でグランプリを獲得した"The Best Job in the World"がダイレクト部門、サイバーライオンと3部門のグランプリを獲得してしまった。このキャンペーンは豪クイーンズランド州観光公社が2009年1月11日より募集を開始、このハミルトン島の管理人募集に世界中からの応募者35000人から選ばれたのは英国男性だ。日本でも話題になった、最終選考の16名に残っていた日本人の小林美絵子さんは、観光親善大使となった。
極楽の島の管理人、その島の良さをブログで配信して、報酬が15万豪ドル、おおよそ1000万である。世界経済の暗いニュースが多い中、本当にパラダイスなニュースだった。そして、このパラダイス管理人キャンペーンが3つのグランプリを獲得した。昨年のグランプリのユニクロ(サイバー チタニウムライオングランプリ)と違うのは、やはりメディアミックスの巧さだと考える。むしろ、どれだけ世界に、インボルブしたか? 制作コストなど経費1億数千万円で世界のメディアが取り上げたその相乗効果は88億円と言われている。世界の経済状況が悪化していく中で、パラダイスの夢を与えてくれた。小林さんの応募プロモーションビデオも面白かった。
カンヌ広告祭でプロモーション グランプリを受賞した「夕張夫妻」にしても、この「The Best Job in the World」にしても、賞を獲得する「気負い」がない。(個人的な私感です。)昨年のラジオ グランプリの様に、「出したら入った!エ!グランプリ!ホント!」賞は時の運でもあるが、その時代と呼応し、深く浸透していくこと。それが必要な事だと感じさせられた。

Viral marketingの表と裏
2016/02/24

https://www.youtube.com/watch?v=hcfa851PtaI
口から口に伝えられる口コミ情報ではなく、顔も見えない口コミ情報が、映像や言葉でウィルスの様に広がり感染していく。良い情報もあれば悪いのもある。SNSや BLOGもそうだろうし、店や企業も信用できないのが現状であろう。先日米国留学から戻り今は企業のコンサルタント会社に勤めている有能な教え子からメールを頂いた。ウェブデザイナー中村勇吾氏の昨年NHKで放送されたYoutubeであった。NECのekotonohaでのカンヌサイバーライオン グランプリ受賞、UNIQLO 等そのウエッブデザインの独創性には毎回驚いていた。まずはViral marketingの表を考えてみたい。

世界中からのメッセージが言葉の葉となり枝分かれしてどんどん成長していく。スクリーンセーバー、ギフトカード、そして一定数に達すると実際オーストラリアの島に植樹されていく。エコ活動を通して企業のブランディングをも高めていく事になる。考えてみるとそんな、長寿CMがあっただろうか?ウエッブと言うメディアだからこそ出来る事であり、言葉の小さな葉は今も枝分かれし大樹となっていく。「♫この木何の木 気になる木♫」の歌詞がそのままコンセプトになる様にも思う。


Stain シミの継続は力なり
2016/02/24

Tide Ultraのシミの表現は今度はマヨネーズのシミ。よーく視ると騎士団 マヨネーズ騎士団が風前の灯状態である。
シミをどう取り除くのか?アイディアコンセプトは「継続は力」だと思う。Tideは他にもこんな表現もしていた。
ご覧の通りアイスクリームが、女の子の着ているワンピースと同じ柄だ。このアイスクリームのシミが着くよ!を予感させる。シンプルなアイディアに奥の深さを知った。

シミのイソップ寓話
2016/02/24

肉を銜えた犬、自分の姿が大きく映る川面の映り込みに、その餌を欲しいと銜えた肉も落としてしまう。そんな感じが漂う2005年のFAB WASHING POWDERの表現。スープを飲む男 スープに映りこんえいるのは男のネクタイ柄。そしてTide女性が手に持つグラスの飲み物が、女性の着ている柄と一緒。「ネクタイにシミがつくだろうなあ。衣服にシミがつくなー絶対につく。」と思わせてしまう。直接的であれば「効能で落ちます」等の実証とか爽やかなイメージで洗い落とす。そんな表現が多い中こちらの方が説得力があると感じる。
Public spaceの宅配効果
2016/02/24

Fedex Express Kinko’sは公共物を旨く利用して屋外広告展開をしていた。街路樹の木々も、街路灯も 標識もFedexの箱、ベンチは箱ではないがFedexの文字(すいません。文字は解りませんが)海外の屋外広告の発想は豊かだ。マクドナルド「Fresh Salads」の様に太陽光を利用したものも多い。この屋外広告のアイディアを他の媒体に活かす事も出来るかも知れない。発想の転換は常に必要だ。そしてその延長上にきっと「発想の展開の鍵」があると思う。
まちぶせのシズル感
2016/02/24

街路灯に照らされている栓抜き。獲物はハイネケンビール。もうこれだけでビール党は、栓を抜かれた美味さを想像し、酒屋に駆け込んでしまうかも知れない。栓抜きの待ち伏せを知らないheinekenが善人にも思える。キャッチコピーもボディコピーもいらない。以前 ラジオCMでその日の気温 湿度をリアルタイムに流してビール飲み頃注意報みたいなのがあった。
このハイネケンのCMに「まちぶせ」(石川ひとみ)を思い出す。でもやはりあみんの曲「待つわ」が栓抜きの気持ちに一番合う。

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